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第2回「クリエイターから見た著作権、デPから見た著作権」
前回ではデッドボールPとしての活動を踏まえ、ミクロからマクロまでお話を伺いました。
今回は著作権関連に関する活動やお考えを伺いました。
実際に伺った話はかなり膨大だったのですが、何箇所か大幅に削除させていただきました。
さすがデP。
―でも、デPから見て、デPってしんどくないですか?いつも矢面に立っている、そんな印象なんです。
デP: しんどいですけど、デP以外のデPにはなれないので、しょうがないのです。
―かっこいいいいい!
デP: あとミクちゃん愛してるんで責任とらなきゃいけないんで、夫として当然の行動です。
―存じ上げております。
デP: キリッ
―デP自身、常に周りのクリエイターや、ムーブメントいったところへ意識を向けてられるんですか?
デP: 意識するとかしないということより、クリエイターなどのやっている人間からすると難しく考えているわけではないんです。「話きたからやる(断れない)なんとなく曲作る(作れるから)ライブもやる(そういうもんだと思ってる)」
という感じで我ながら非常に幼稚な感じなんですがw
潜在意識とかそういう部分で周囲のクリエイターの存在やらムーブメントへの意識は持っているかもしれませんが、一方で別に表現することが楽しいかといわれるとううん、と・・・悩んでしまうんですよねw
―ほう
デP: まぁデPなんで多少は色々と考えてると思いますが。
―はいw
デP: 基本的にはまぁ、音楽はオナニーなんで、溜まったら出すモンでして。
―あー!言っちゃった!!!
デP: それ以上でもそれ以下でもないですよ!
―www
デP: シンポジウム的にまずい結論w
―そこでシンポジウムの話なのですが、ボーカロイドのムーブメントが大きくなるにつれて著作権についての議論も出るようになった頃、デPは当初はあまり興味を示されていなかったと記憶してます。
デP: そうですね、当時デPといえば最北のPでしたし。やるならもっとマジメで人気ある人がやればいいと思ってたんですよ。
―それがどこら辺で変わったんですかね?
デP: ある時飲み会で著作権がらみの話題があったんですね
―ほー。
デP: いやあんま関係ないな・・・
―え?
デP: なんで著作権に・・・
―ちょっと!!!
デP: なんでこんなことに・・・
―あなたデPでしょ!しっかり!
デP: すみませんwwwww
―暴言をお許しください
デP: その頃の話ですが、各所で著作権の話を聞く機会がありました。そこで感じたのは、どうやらこのボカロ界の著作権は複雑な状況になっているということです。。これはレコード会社かなんかに著作権登録代行業やってもらうない。お、こんなところにエグジットチューンズが!
―ほー!
デP: エクジットチューンズさんに言った「クリエイター支援事業部って名前にしましょう」という鶴(デP)の一声で社長が「了解です、やっといて」という流れになったというのが正直なところです。デPばかりが目立っているように思われるかもしれませんが、著作権絡みの話をするきっかけも、関連する資料を集めてくれたのもすべてエグジットチューンズなんで、俺は広告塔みたいなもんですよ。
―広告塔!
デP: 逆広告塔・・・?
―それはヒドイwww
デP: 当時ニコニコ動画の界隈では企業は叩かれるという流れでしたし、エグジットにとってもPが主体で議論が行われた方が気が楽だったんだと思います。確かにアイデア出したのは俺でしたが実務動いてくれたのは全部エグジットなんですよ。
―アイデアが出るのが凄いですが。
デP: 照れます。
―現在、クリエイターの著作権について色々な動きがあります。動きを見せている音楽出版社も何社か存在しますが、クリエイターの皆さんの中では各社の比較などされているんでしょうか?
デP: 結局クリエイターはあまり難しいことは考えてないと思います。新聞の勧誘と一緒なんですよ。例えば朝日だと洗剤、日経だとディズニーのチケットで、じゃあ日経選ぶ、みたいな。内容については大差ないですし、クリエイターもそこまで深く比較していないような気がします。
―では、クリエイターにとって今はかなり望んでいる、または恵まれた状況にあると?
デP: そうですね。 自分自身の才能のなさと実力のなさばかりが気になってしまって、あまり自覚はない気もしますが、環境的には非常に恵まれてると思いますね。
―そうですか。あ、話が終わっちゃう!
デP: 終わってもいいのですよw
デッドボールP様からはクリエイターサイドからの貴重なご意見をいただきました。
これまでの著作権関連のご発言に至るまでのもの、そしてこれからに向けたお話を伺えました。
当日はどんなお話が聞けるのか、楽しみです!