デジタルサウンドシンポジウム@浜松の開催に向けて

 こちらのブログでは「デジタルサウンドシンポジウム@浜松」の周辺の話をしていこうかと思います。当日は結構盛りだくさんの内容なので、参加者の皆様にとってこの会を深く楽しんでいただけるようなブログになれば幸いです。

 はじめに、このシンポジウムのアイデアは些細な茶飲み話から始まりました。

 「音楽の街ってどんな状況だろうね?」
 「こうやって街中のカフェでお茶を飲みながらしている話が、音楽の話とかですかね?」
 「クリエイター同士が、自分の使ってる楽器とかへの愛とかを語ったりね。」
 「打ち込み音楽とか、DTMだと楽器に対する愛着ってあるんですか?」
 「使ってるシンセやDAW(デジタル・オーディオ・ワークステーション)に対する愛ってあると思うよ。」
 「その愛をぶつけ合うような会をやったら面白いですね!」

といった話を音楽クリエイターの方としていたのをずっと覚えていて、いつかできないかなと思案していました。

 すでに私たちの生活の中で聞いている音の殆どがデジタルサウンドという事実に気付かされます。携帯電話の着信音、店内のBGM、テレビ番組で使われている音楽、それらはデジタルサウンド、つまり生の楽器の音ではなく、コンピュータの中で作られた音であり、音楽です。それまでこれらの音楽の作り手はスタジオに張り付いていたミュージシャンの仕事でしたが、デジタルサウンドの作り手への仕事となり、作った音源はオンラインで納品が行われています。さらに楽曲発表の場もオンライン上で行われ、この場でリアルタイムに受け取れる視聴者のレスポンスはクリエイターにとって創作意欲をかきたてる要素の一つです。
 またデジタルサウンドはこれまでの音楽のステージを変え、音楽クリエイターのスタイルを変え、音楽産業にとってはこれからの主幹産業になる可能性があります。それまでの音楽では不可能であった音楽製作が可能になり、クリエイターの創造性の革新とデジタルサウンドの技術向上は互いに切磋琢磨し合う関係といえます。

 新しい音を作る技術者も人ですし、それを使って音楽を作るのも人、その曲を聴くのも人、結局音楽の話はデジタルであろうがアナログであろうが人の話になります。デジタルサウンドがどのような未来を作っていくのかは人の持つクリエイティビティ次第なのでしょう。
 
 では、今音楽の世界では何が行われているのか、クリエイターは何を思っているのか、その部分が今回のシンポジウムで少しでも見えたら。
 この度のシンポジウムを開催するにあたって主催者としての狙いはここにあります。


  山森 達也

デジタルサウンドシンポジウム@浜松の詳細、参加申し込みはこちら→http://dss.hamazo.tv/e3293544.html



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